Date:2007.12.18
ひとりごと
What common Knowledge has Yielded to?
第4回の担当は、編集担当からです。
普段はテキストや問題集の編集をやっています。
さて、こういうブログでは、
通常は新作(新刊)の紹介をすることが多いのですが、
そういったものだけではブログに幅が出ないので、
まったく関係ないことを書かせていただきましょう。
茶道や華道といったものはたしなみとしてそれなりに知られておりますが、
香道というのをご存知でしょうか?
単純に言ってしまえば、香木を炷(た)いてその香りを「聞く」ことです。
私の趣味の一つが香道(御家流)なわけですが、
香域を完全に分類した分類である六国五味を理解するにはまだまだだなあ、
と思っている今日この頃です。
(正確に言うと「六国五味」を確立したのは、
室町時代の志野宗信(つまり、志野流)なのですけれども。)
六国とは、伽羅(ベトナム)・羅国(タイ)・真那伽(マラッカ)・真南蛮(マナンバール)・佐曾羅(サッソール)・寸聞多羅(スマトラ)という香木の質と量の違いのことであり、
五味とは、香の質を味覚にたとえた、辛・甘・酸・鹹・苦の5種類のことです。
よくアロマと勘違いされますが、聞香は字のごとく「香りを聞く」ことが愉しみであり、
それは、いわば香木と一対一で向き合うところにあると思っています。
すなわち、空気に漂わすのではなく、もっと香りに直接触れ合う。
(私のような人間がここまで語っていいのかどうかわかりませんが。)
まだまだ「静中成友」の心境に至るには程遠いですが…。
私にとっては、静寂の中、香木を炷き、それを聞くのが人生最大の愉悦ですね。