独学で目指す公務員試験合格

公務員試験を受験したいけれど、どのように進めるのかまだ決めていない…
費用を抑えるなら独学がよさそうだけれど、独学で合格できるのか不安…
そもそも公務員試験や試験学習のポイントがわからない…

このページでは、公務員試験の受験に興味があり、独学での受験を視野に入れているけれどそれが不安な方、独学のメリットやデメリットを正しく理解しておきたい方に向けて、独学すると決めた場合の注意点についてまとめています。
独学のよい点も悪い点もわかったうえで、独学したいという受験生を応援するための情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

独学で公務員試験合格を目指すために必要なこと

まず、独学で試験対策をやり遂げ、合格というゴールにたどり着くために必要なことを挙げていきます。次の3つのポイントを押さえましょう。

1.学習中生じる「わからない」ことを解決して前に進む手段があること

独りでテキストや問題集を使った学習を進めているとき、すべてがスラスラと理解できればいいのですが、どうしても自分だけでは解決できない疑問が生じることがあります。
あまり影響がないことであればそれほど気にする必要はないですが、全体に関わる重要なことで疑問が生じてしまった場合、解決しないとそこから先の学習がはかどらなくなってしまいます
例えばスクールに通学すると、多くの場合講師に質問することで解決できますが、独学する場合も同様にあまり時間をかけずに不明な点を解決できることが大事です。

POINT

逆に考えれば、わからないところが自分で解決できれば大丈夫!
本の中身を書店やネット上で確認して、
解説がていねいで「初学者にとって理解しづらい点に配慮がされた本」だと思えるものを選びましょう!

2.「自分の学習が順調に進んでいるかどうか」を「自分で」確かめられること

当たり前の話ですが公務員試験は競争試験なので、合格する人としない人がいます。
合格するためには、受験者全体の中で、“合格レベルの立ち位置”まで学力を向上させなければなりません。
独りで学習を進めていると学習の進み具合を比べる相手が周りにいないので、
「毎日一定のペースで進めてはいるけれど、他の受験生と比べてどのくらいの進度なのかな・・・?
「いまの時期にこの進度って、現状維持でいいのか、もっと急いだほうがいいのか・・・?
……といったことについて不安になってしまうものです。
実際、公務員試験の模擬試験は試験の2~3か月前にしか行われないので、模擬試験を受けて初めて自分の学力が全然足りてないことに気づいても手遅れになってしまいます。
計画どおりに学習を進めていけば、合格レベルにきちんとたどり着ける、と自分が信じられることが必要です。

POINT

初学者であれば、問題を解くための基礎知識のインプット、過去問を通じた演習の両方が必要。
受験に必要な科目は多いので、インプットとアウトプットの両方を効率的に行えて、
日々の学習で進捗を実感できるもの
を選びましょう!

3.自己管理能力(やるべきことをやれる意思)

これは公務員試験に限ったことではありませんが、あらかじめ決まった講義日程に従ってスクールに通学するのと違い、独学では誰もスケジュール管理をしてくれません。
適度に息抜きをするのも自分の手加減、遅れてると思ってギアチェンジをするのも自分の手加減です。
自分を甘やかしすぎず、メンタル面も含めて自己管理ができることが大事です。

通学か独学か・学習方法別の費用と期間の目安

独学を検討している方には明らかでしょうが、試験対策を独学で済ませることのメリットは費用が安いことにあります。学習方法によって、かかる費用や予定しておくべき学習期間にはどのくらいの違いがあるのでしょうか。

1.通学制のスクールに通う場合

大卒程度の公務員試験対策として、教養科目・専門科目を一通り備えたカリキュラムを受講することを考えると、およそ30万円程度の費用は必要になります。
学習期間としては、半年程度の比較的短期間で完成させるものから、1年、2年かけて完成させるものまでさまざまです。

POINT

この学習期間は、定められた講義日程をどのくらいの密度で消化していくかによるところもあるため、学習期間の長さと費用が必ずしも対応するわけではない点に注意が必要です。

2.通信教育を利用する場合

通学制のスクールが別途行っている通信教育では、通学の場合とほとんど変わらない(30万円程度)受講料が設定されていることが多いです。一方、通信教育に特化したサービスを行っている会社の場合、10万円を下回る金額が設定されていることもあるようです。
通信教育の場合、講義日程があるわけではないので学習期間は自分次第です。集中して学習すれば半年くらいで完成させることも可能でしょう。
学業や仕事と並行して進めるのであれば、1年くらいかけてじっくり取り組むのが標準的です。

3.書籍を中心に独学する場合

自分に合った本を探して独学する場合、物にもよりますが、科目ごとに分かれた問題集は1冊2,000円弱くらいで売られています。
例えば、教養科目・専門科目の両方を準備して受験する場合、15~20科目程度の準備が必要になるでしょう。
2,000円の本を20冊購入したとしても40,000円ですから、これまで紹介した学習方法に比べるとだいぶ安価であることがわかります。このほか、論作文や面接対策、直前対策の本を入手したとしてもそれほど金額が膨れ上がることはありません。模擬試験だけ公務員試験対策スクールのものを利用しても、10万円に届くことはないでしょう。

POINT

ただし、自分に合った本を選ばないと、かけた費用じたいが無駄になってしまいます。
基礎知識がすでにある場合は科目ごとの問題集
基礎から学びつつ問題も解けるようになりたい場合はテキスト・問題集一体型の本がおすすめです!

学習期間は通信教育と同じく、1年くらいかけてじっくり取り組むのが標準的です。もちろん集中して行えば半年程度で終えることもできるはずです。

独学者の合格率はどれくらい?

このページを見ている方は、独学は費用を抑えられるメリットがある反面、学習効果を上げにくいというデメリットを心配しているのではないでしょうか。
上で説明したことと重なる部分もありますが、独学の難しさは継続することの難しさです。
もう少していねいに言えば、学び始めてから試験を受ける日を迎えるまで、自分の意思で公務員試験対策を生活の中に位置づけ続けることの難しさです。
もっとも、脱落者はスクール通学者の中にも一定の割合で存在しますので、最後まで学習を続けられた受験者どうしの合格率の違いは、実は大差ないと考えられます。

POINT

合格者数を公表しているスクールはあっても合格率を公表しているスクールは基本的にありません。
ただ途中の脱落者を含めると、合格率は5割を下回っている程度だと思われます。
それくらい、「最後まで続ける」ということが重要なのです。

独学で対策する教養試験(基礎能力試験)

ここからは、独学を選択する方を対象に、受験科目ごとのアドバイスを書いていきます。
一般的な教養試験(基礎能力試験)は一般知能分野と一般知識分野からなり、一般知能分野は全問必須解答となっています。なかでも数的処理(判断推理、数的推理、資料解釈)の出題数が多く、教養試験で合格ラインに乗るためには、数的処理で一定以上の得点ができるよう訓練しておく必要があります。

1.数的処理のポイント

数的処理は、教養試験(基礎能力試験)の出題の4割程度を占める最重要科目です。
理系の受験生に有利と思われがちですが実際はそういうわけではなく、文系・理系ともに少なくとも学習の初期段階では苦手意識を持ちやすい科目です。
一部、中学・高校までの数学の知識が求められる分野があるものの、それを頭に入れてしまった後は、基本的には反復練習しかありません。
数的処理では「過去問と全く同じ問題」に出会うことはありませんが、数多く問題をこなしていると、出題パターンの分布が見えてきます。そして問題には出題パターンごとに有効な解法があります。
この、「出題パターン」と「有効な解法のストックをなるべく多く持ち、使い分けられるようになっていくことで苦手意識を減らしていくことができます。
たくさんの問題を解くより、100問~200問程度の問題を何度も何度も繰り返し練習することが大事です。
また、教養試験は時間との戦いでもあり、教養試験の中でも最も時間がかかるのは数的処理です。
模擬試験を受けて初めて「全然時間が足りない」ことに気づくようなことがないよう、ある程度学習が進んだら解答時間も意識しながら問題を解くようにしましょう。

POINT

合格者の中にも、「最後まで数的処理が苦手だった」と語る人は多いです。
周りもみんな苦手」と考えて、その苦手意識をライバルよりも少なくする
という発想で取り組んでみましょう!

2.文章理解のポイント

文章理解も一般知能に分類される科目であり、現代文と英文の文章読解の問題です。
特に文系出身の方であれば、特別な対策をしなくても最初から解けることが多い科目ですが、数的処理と同じく公務員試験では時間の制約を意識する必要があります。

POINT

例えば国家一般職の試験であれば、基礎能力試験の制限時間は140分で、解答数は40問。
1問当たり3分半で解答する必要があります。
文章中に述べられていることを要領よく読み取っていく訓練が重要です。

3.知識科目のポイント

一般知能以外には、人文科学、自然科学、社会科学といった知識系の科目が出題されます。
人文科学はさらに、日本史、世界史、地理、思想などの科目に分かれ、自然科学は物理、化学、生物、地学などの科目に分かれます。つまり、人文科学と自然科学は基本的に、高等学校までの学習課程で多かれ少なかれ学んだ内容が出題されることになります。
これらは1科目当たりの出題が非常に少なく(1~2問程度)、高校までの学習経験のない科目については効果が上がりにくいという特徴があります。例えば、ずっと文系で来た受験生が、1~2問程度の出題に正解するために物理や化学をイチから学び直すのはかなり困難です。そのため、もともと「割と得意なほうだった」と思える科目を中心に対策しておくのも一つの戦い方だといえるでしょう。暗記科目が多いので、それらについては試験の直前期に暗記状態をピークにもっていくようなスケジュールも大事です。
一方、社会科学については、法律、経済、政治などの科目が出題され、これらは高等学校までの学習ではほぼ登場しない知識を問うものです。専門科目も学習する方であれば、専門科目の内容との重複が多いので、社会科学のために必要な準備はだいぶ少なくなります。

POINT

いずれにせよ、知識系の科目は普段は適度に触っておき、試験直前期に総復習して仕上げるのが得策です。
優先順位としては低めになるので、他の科目のための学習時間を奪われすぎないようにしましょう。

独学で対策する専門試験

次に、専門科目の対策について、独学での学習の進め方をアドバイスしていきます。問題を解くのに必要な知識やスキルをいかに受験のタイミングに合わせて完成させるかがポイントになります。

1.法律科目のポイント

主要な法律科目として憲法、民法、行政法があり、それ以外にも受験先によっては刑法、労働法、商法の出題があります。
このうち主要3科目については、憲法⇒民法⇒行政法の順に学習を進めるのがおすすめです。まず、行政法には憲法・民法の両科目を学習してからのほうが理解しやすい論点が多いため、3科目の中では最後に持ってくるべきです。また、憲法と民法の学習順序はどちらを先にしてもそれほど支障がないものの、比較的学習分量も少なく初学者にとっても学習しやすい科目である憲法を最初の科目にするのが楽です。憲法のテキストは、初めて法律科目を学ぶ読者を想定して書かれているものも多くあるので、その点でも憲法から着手するのが望ましいです。
法律科目は「法律」という、初めて学ぶには難解に感じられるかもしれないような題材を扱うものですが、公務員試験で問われることの本質は、「何かを知っているかどうかであることに変わりはありません。
ある条文が、あることを「してもよい」と規定しているのかそうではないのか、最高裁判所の判例が、あることを「憲法違反である」と判断したのかどうなのか、そういったことの知識の積み重ねが法律科目です。
法律の条文や最高裁判所の判例はとっつきにくい文体で記述されていることが多いですが、その見た目の圧力に負けずに書かれていることの中身をきちんと理解しておくことが大事です。憲法やその他の法律の規定には、そのようなルールが設けられた事情(背景)があり、裁判所の判例にも同様にそのような判断に至る考え方があります。個々の結論の背後にあるこうした関係性を理解しておくことにより、同時に複数のことを同じ理屈上で捉えられるようになり、覚えるための苦労を少なくすることにも、記憶が薄れてしまったときに思い出す際の手助けにもなります。

POINT

このため、法律科目を独学で学習する際は、「なぜそのようなルールが定められているのか」、「なぜ裁判所がこのような判断をしたのか」というような理由がていねいに説明されているものを選ぶのがおすすめです。

2.経済科目のポイント

経済学は、特に文系出身の受験生を中心に、苦手意識を持ちやすい科目の一つです。計算問題もあれば理論問題もあり、特に計算問題では中学・高校数学の知識を前提にした式変形を行う場面がありますので、これを素早く正確に行うトレーニングも必要となります。
このため、経済学は他の公務員試験の科目と異なり、①理論を理解する、②要素の関係を利用して式を立てられるようになる、③式を数学的に処理して答えを出す、という3ステップの関門があります。
①はテキストを繰り返し読むことが大事です。
②については、グラフに登場するそれぞれの要素の関係を意識することが大事です。「価格が上がると需要は下がる」といったように反対向きの方向性を持っていたり、ある値が最大になったとき、別のある値は0になっていたり、というように、経済学に登場する要素は他の要素との関係がグラフ上に表現されます。問題を解くための式を立てるときには、グラフの背後にあるこのような関係を把握しておくことがとても大事です。
③については、せっかく式を立てるところまでは正しくできても、その後の処理が正しくできないために正答にたどり着けないのはもったいないですから、問題を通じてトレーニングしておきましょう。ここでは因数分解や微分、指数関数を使った処理が必要になります。微分については高校時代に触れていない受験生も多くいるため、簡単なレクチャーが用意されている本もあります。本試験の出題にはある程度パターンがあるので、実際の過去問を使って繰り返し計算練習を行うのが最も効果的です。

POINT

経済学の独学には、グラフの解説をていねいにしており要素どうしの関係がわかりやすいもの、実際に問題を解く際の手ほどきが細かく、計算プロセスをていねいに示しているものがおすすめです。

3.学系科目のポイント

政治学、行政学、社会学などの「学」系科目は、基本的には暗記科目です。これらの科目にはたくさんの学者が登場してたくさんの概念や理論を提唱しますので、学者の名前も専門用語も大量に覚えなくてはなりません。
試験問題は、「人物と、その人物に関連する用語」を正しく組み合わせられれば正解できるような単純なものから、人物が提唱した理論について細かく理解していないと正誤を判定できないようなものまで難易度の幅が広いです。
また、覚える量が多いので、「この人とこの人の考え方は似ている/正反対だ」といった具合に、自分なりに覚えやすくするための文脈づくりが重要です。また、どうしてもしばらく学習を離れていると記憶が薄れてしまいますので、早い時期にひととおり進めておいた後、直前期にまとめて復習して仕上げるのがおすすめです。

POINT

とにかく覚える量が多いので、本を選ぶ際には暗記の助けになるようなまとめやアドバイスが豊富なものを選ぶのがおすすめです。

独学におすすめの書籍

最後に、独学者向けのおすすめ書籍を紹介します。

1.公務員試験 ゼロから合格 基本過去問題集

ゼロから合格 基本過去問題集」シリーズ(「ゼロ過去」)は、その名のとおり、「何も予備知識がない読者でも問題なく学習できるような本」というコンセプトで開発された新シリーズです。


↑中身サンプル

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特長1:徹底した初学者目線の編集!

「ゼロ過去」は、公務員試験についての学習経験も専門知識もない編集チームが、実際に原稿を読んで中身を理解しながら、1問1問掲載問題を本当に解けるのか検証しながら作られました。
編集過程で、一読して理解しづらい箇所には初学者に理解しやすいような説明を加えたり、区別すべき概念の違いがよりくっきりするような図解を設けたり、試験問題がたびたび聞いてくる論点については何となく読んでいるだけでも印象に残るような工夫を随所に凝らしています。
「自分が本だけを使って独学するなら、その本にはこういうことを書いておいてほしい!」と思うような、初学者のつまずき・挫折を先回りして取り除く配慮をたくさん設けており、執筆者に対して質問したくなるようなわかりづらいポイントを徹底的に解消するための編集を行いました。

特長2:全問解いて自信をつけられる!

当たり前の話ですが、どのような学習法を選ぶにしても、途中でやめてしまうと絶対に合格することができません。「独学」が、途中での脱落が起こりやすい学習スタイルであることは、ここまでに説明してきました。
この途中での脱落の最大の原因は、「達成感を得られないこと、学習が順調に進んでいる実感を得られないこと」にあります。
「ゼロ過去」に掲載されている過去問は、「ゼロ過去」を通じて学習した知識・テクニックだけで全問解くことができます。「過去問が解けた」という実感を積み重ねていけるように作られた問題集だからこそ、途中で嫌にならずに最後まで学習を続けることができるはずです。

特長3:1冊だけで本試験に対応できる!

これも当たり前の話ですが、易しい問題ばかりを集めていれば理解しやすく達成感の得やすい問題集ができあがりますが、本番の試験に対応するには対策が不十分になってしまいます。
「ゼロ過去」には「基本問題集」というネーミングがされていますが、これは基本から学習を始められることを指すものであり、本試験レベルに届かない到達度であることを示すものではありません。
1冊あたり120~140問程度の厳選した過去問題の中には、学習の初期段階でも比較的簡単に解ける問題から、この本で扱う内容を幅広く動員しないと解けないような歯ごたえのある問題まで、さまざまな難易度の問題があります。
このため、科目ごとに1冊あれば、知識のインプットから本格的な試験対策まですべてを済ませることができるシリーズです。1冊で完結できるからこそ、全点そろえても2万円程度で済み、独学を選択することの費用的なメリットも大きく得ることができます。

2.過去問+予想問題集

試験対策は、そのほとんどの期間を科目ごとの学習に使うことになりますが、本番直前にはすべてを横断的に束ねて仕上げを行う必要があります。
一般的には模擬試験を受けて、本番と同じタイムスケジュールで問題を解くリハーサルを行いますが、それと同じような効果を得られるのが「過去問+予想問題集」シリーズです。

特長1:本番と同じスケジュールで問題に取り組める!

「過去問+予想問題集」シリーズは試験種ごとに刊行されており、直近の試験を含む過去問と、TACオリジナル予想問題を収載しています。科目ごとの学習が完成段階になったときに、実際に時間を計って本番と同じスケジュールで取り組むのがおすすめです。

特長2:オリジナル予想問題も収録!

過去問の中には、科目ごとの学習段階で解いたことのある問題も含まれているでしょうが、オリジナル予想問題については全問初見となります。これは、本試験当日で全問初めて出会う問題に取り組む状況と等しくなりますから、より本番をイメージしたリハーサルをしやすくなります。

特長3:TAC生の正答率・選択率のデータ付き!

TAC生の受験後のリポートから、各問題のTAC生の正答率・選択率を掲載しています。
正答率の高い問題は、本番で決して落としてはいけない基本問題ということになりますし、正答率の低い問題は、受験生の間で差がつく問題だと意識して、その後の復習を行うことができます。

特長4:TAC生の合格体験記を掲載!

2020年の試験に合格したTAC生の合格体験記を巻頭に掲載しました。
合格者が苦手科目をどのように克服してきたのか、直前期をどのように過ごしていたのか、論文や専門記述などの対策をいつからどのように行っていたのか、など、独学環境だと得にくい受験のヒントが満載です。

3.みんなが欲しかった! 公務員 合格へのはじめの一歩

こちらの「はじめの一歩」は打って変わって初学者向けの入門用テキストです。専門科目特有の難しい言い回しを極限まで排除し、とにかくやさしい内容で科目学習のアウトラインをつかむことを目的に作られました。

特長1:1冊で法律科目3科目分のアウトラインがわかる!

憲法、民法、行政法の法律主要3科目は、基本的には別々の本で学習するものですが、本書ではその全体像をつかむことを目的にしており、1冊で3科目分の基礎学習を行うことができます。ひととおり各科目がどのようなことを扱うのかがわかり、どのあたりに学習の山場があるのかわかっていると、そのあとの本格的な学習にもスムーズに移行できます。

特長2:公務員試験自体の理解もできるオリエンテーションも収録!

試験対策と同じようにわかりづらいのが公務員試験制度。「はじめの一歩」には公務員や公務員試験の全体像がわかるようなオリエンテーションが収録されており、受験プランを考えるうえでの参考にすることができます。

特長3:フルカラーと豊富な図解で理解が進む!

「はじめの一歩」は全編フルカラー構成となっており、その特性を活かした図解が随所に織り込まれています。
「難しい内容をわかりやすく」というコンセプトで作られた本書をぜひお確かめください。