わかって合格る宅建士シリーズ

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『わかって合格る宅建士 基本テキスト』著者 木曽計行講師がレクチャー

2018年度本試験の分析と今後の対策

2018年度宅建士本試験での分野ごとの「合格ライン」

皆さんご存知のように、2018年12月5日(水)に公表された2018年度宅建士本試験における全体の合格点は、37点/50問でした。
それでは、合格者の方が得点された科目ごとの得点の内訳はどうだったでしょうか?その傾向分析は、特に「民法等」「宅建業法」を中心とした合格戦略を立てるのに役立ちますから、ここでしっかり見ておきましょう。

1.「民法等」

2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
合格点 33/50 32/50 31/50 35/50 35/50 37/50
「民法等」の合格ライン 7/14 7.5/14 7/14 8.5/14 8/14 8/14
TAC宅建士講座の分析による最終データに基づく「民法等」分野での出題の難易度は、簡単なAランクの問題(正答率が70%以上の問題)は、昨年の2018年度と同じ5問、中間の難易度のBランクは昨年より1問減少し6問、他方、難問であるCランクの問題(正答率が40%未満の問題)は、昨年より1問増えて3問でした。 以上のように、ここでの出題の難易度には大きな変化はなく、「民法等」での合格ラインは、8点程度でした。

ところで、この分野の出題に関しては、特徴的な工夫がなされています。一時期減少していた「①事例問題」は今年も8問出題され、依然、この分野の典型的な出題パターンとなっています。また、読解力や論理的・法的思考力にかかわる「②判決文型の問題」は他の分野にないタイプの出題ですが、11年連続して出題されています。これらの出題への対策は、皆さん大いに気になるところでしょう。例えば「」。「民法等」に関して、「条文を抽象的に知っている」「覚えている」ことではなく、具体的につかんでいるかどうかをたずねていることは明らかですね。また、「」ですが、当然、記憶力を試すものではありません。私は、の出題は、現行の民法をきちんと理解した上で筋道を立てて物事を考えていく力を持っているかをたずねているのではないかと考えています。
ですから、出題の形式上の変化に惑わされず、そして単なる暗記に走らず、本来の試験対策である「合格に不可欠な事項についての具体的な理解を中心とする学習」(手前味噌ですが、これが「わかって合格る」学習です)を、2019年度の合格のために進めていくことを、強くお勧めします。

2.「宅建業法」

2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
合格点 33/50 32/50 31/50 35/50 35/50 37/50
「宅建業法」の合格ライン 16/20 14.5/20 13/20 15.5/20 15/20 15.5/20
難易度としては、この分野では、Aランクの問題は昨年より4問減少し11問Bランクは昨年より5問増加し8問Cランクは2問から1問となりました。「宅建業法」の合格ラインは、15.5点程度です。
この分野では、例年5、6問出題されてきた「個数問題」が、昨年度に比べて3問減少し3問となり、また、昨年度は出題されなかった「組合せ問題」が1問復活しました。免許制度等の「開業規制」よりも「業務上の規制」の方が多いのが最近の出題傾向ですが、さらに今年度は、「開業規制」からの出題が前年の7問から2問減少し、5問になりました。また、今年度は、最新の改正も含めてここ2年間の法改正論点からの出題が7問にわたっており、より「改正に対応できているか」が重視されています。2019年度の対策においても、引き続き最新・最近の法改正論点には注意が必要です。
さて、「個数問題」は、ここ3年間、5問→6問→3問と出題数が変化していますが、いずれにしても、「宅建業法」において、「個数問題」は出題の定番になったといえます。 ところで、「個数問題」は、すべての肢がきっちり判断できなければ正解できません。その結果、この出題形式は、基本的に正答率を引き下げます。先に見たように2018年度の全体の合格点は高めとなりましたから、2019年度では、出題者は全体の合格ラインを下げるために、このタイプの出題を増やしてくることが予想されます。 これらのことを考えれば、「個数問題」対策を怠ってはなりません。
「個数問題」は、先に述べたように、すべての肢がきっちり判断できなければ正解できませんから、あいまいな知識や理解は” 合格の敵 "、知識の確実性に努めましょう。

3.「法令上の制限」

2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
合格点 33/50 32/50 31/50 35/50 35/50 37/50
「法令上の制限」の合格ライン 4.5/8 5/8 5/8 5/8 6/8 7/8
「法令上の制限」における難易度は、昨年度に比べてAランクの問題が2問増えた結果として7問、「法令上の制限」の合格ラインは、概ね7点程度で、ほぼ満点が必要でした。
「個数問題」の出題はありませんでしたし、昨年度に1問出題された「組合せ問題」も、今年は出題されませんでした。また同様に、昨年度は出題されていた「その他の制限法令」からの出題もなく、代わりに「国土利用計画法」からまるまる1問の出題が復活しました。
つまり、「法令上の制限」の分野の出題は、形式・内容ともに大きな変化はありませんでしたが、Aランクの問題が多く、合格するためには、ほぼ満点の得点が必要だったことが、大きな特徴だったといえます。

4.「その他関連知識」

2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
合格点 33/50 32/50 31/50 35/50 35/50 37/50
「その他関連知識」の合格ライン 5.5/8 5/8 6/8 6/8 6/8 6.5/14
「その他関連知識」の分野における難易度は、昨年と同様、Aランクの問題が6問BランクとCランクの問題が各1問となった結果、ここでの合格ラインは、6.5点程度でした。
「法令上の制限」と同様、「個数問題」「組合せ問題」も、ともに出題なしでした。そして、税に関しては、予想に違わず「登録免許税・不動産取得税」から出題され、価格の評定に関しても、順当に「不動産鑑定評価基準」からの出題となりました。
なお、「5問免除科目」では、昨年度に引き続き、5問すべての問題がAランクの問題であり、5問免除がない受験生にとって、負担は大きくはなかった(つまり「5問免除者」との得点はあまり開きがなかった)と考えられます。

5.これからの学習に向けて

冒頭で見たように、全体の合格点は、37点でした。 そして、50問中、Aランク・Bランクの問題が合計45問と実に90%を占め、特に、Aランクの問題は合計29問でした。これらの事実は重要です。つまり、合否の分かれ目は、A・Bランク、特に、基本的で重要なAランクの問題をしっかり得点できたかどうかにかかっているのです。

したがって、2018年度の本試験分析を踏まえた今後の対策は、次のとおりです。

(1) まずは、Aランクの問題を得点できるように、頻出基本項目をよく確認して、徹底的に、そして確実にマスターしてください。じっくり時間をかけて、基礎から理解することが重要です。そのことは、同時に、実はほとんどが基本問題の肢によって構成されている「Bランク」の問題への対策となり、また、複雑な「事例問題」や、さらに知識の確実性が要求される「個数問題」への対策ともなるはずです。

(2) 次に、過去問の攻略です。宅建士試験では、過去に出題されたものと同じ知識が何度も出題されます。こんな場合、その事項は、Aランクの重要事項と重なってきます。だからこそ、誰もが過去問を検討するのです。
つまり、過去問の攻略なしに、合格はあり得ません。

(3) 宅建業法は、徹底的に準備をしておく必要があります。この科目が、「イマイチ」という出来では、合格は難しいとお考えください。「宅建業法」は、試験全体の出題数の40%を占めており、多くの受験生が、必ず重点をおいて学習するからです。さらに、先に見たように、2018年度のこの科目の合格ラインは15.5点でした。このような出題のときは、宅建業法は、Aランクの出題の集合体であるといってよいでしょう。つまり、宅建業法の得点が合否に直結し、決定的な影響を与えます。特に、出題頻度の高い事項を中心に、完璧なマスターを心がけましょう。

著者 木曽計行講師がナビゲート!

2019年度版『わかって合格る宅建士 基本テキスト』の活用法

2019年度版 わかって合格る宅建士 基本テキスト

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本書の「はじめに」にもあるように、合格に必要なのは、「合格に必要不可欠な知識を、必要不可欠な限度」で「理解・整理して頭に入れる」、それを「問題を解く力にまで高める」ことです。当たり前ですが、やるべきことはこれのみです。本書は、分野に沿ってきっちり「4冊」に分解できますから、そのメリットを生かして、各分野ごとにしっかり攻略していきましょう。

2018年度版 わかって合格る宅建士 基本テキスト(本文イメージ)

1.「合格に必要不可欠な知識を、必要不可欠な限度」でマスターする
本書は、本試験の徹底的な分析によってそれを可能としていますので、この本の内容は「宅建士試験対策」として必要不可欠な事項ばかりです。ただ、皆さんの時間には限りがありますから、メリハリをつけた学習が必要です。つまり、「重要なものに重点を置く」ために、まずは「重要」マークのある箇所から重点的にマスターしていきましょう。そして、より重要なポイントであるゴシック文字(太字文字)から、まず頭に入れてください。
また、赤シート対応フルカラー版ですので、自ずと押さえるべき箇所がパッと目に入ってきます。

さらに、本書では、過去12年の本試験に実際に出題された事項には、「出題年度」とともにアンダーラインを引いています。これがこの本の大きな特徴です。当然、出題年度が多く表示されていれば、そこは「超重要」ということがわかりますので、重点学習の大きな目安になるはずです。
繰り返し学習の際には、このアンダーラインのところを重点的に確認していください。そうすれば、効率的・実戰的に、過去の本試験で狙われたところやこれからも出る可能性の高いところの総復習が素早くできるのです。
2.「理解・整理して、頭に入れる」
皆さんが、宅建士試験対策として学習される事項の大半は法律です。ところで、なにも理由がないのに法律を作ったりはしませんよね。ですので、まず、それぞれの法律や条文が「作られた理由・その目的」(立法理由や立法趣旨といいます)を知って、そこから考え、理解を進めていくのが得策です。
皆さんは、条文の規定等を、試験対策として頭に入れなければなりませんが、それらは当然、作られたそもそもの理由を知っていれば、スッと頭に入ってくるに違いありません。ですから、本書記載の「KKコメント」を始めとする” 理由付け ”には、注意しながら読んでください。
そうすれば記憶もしやすくなり、さらに筋道を立てて考えることになりますから、応用力もついてきます。ただし、学習効率からは、深入りする必要はないことには要注意です。
なお、学習にあたっては、あらかじめ全体像をつかんでおくことが効果的な理解に役立ちます。そこで、「木を見て森を見ない」弊害を避けるために、まずはざっと1時間程度で、冒頭の「基本テーマ32」を通じて全体像をつかんでおきましょう。
3.「問題を解く力にまで高めておく」
宅建士本試験では、過去に出題されたものと同じ知識が何度も出題されるため、過去問を見れば、学習すべき範囲や、どこまで突っ込んだ知識が必要なのか、やるべき学習の深さがわかります。つまり、過去問は、「アウトプット」のための最強の学習アイテムというだけでなく、出題傾向に沿った効果的なインプットをも同時にすることができる「インプットの学習対策」としても最良です。
合格に必要不可欠な過去問の効用を現実のものにするために、本書では、肢別の過去問を「重要!一問一答」として適切な該当箇所に挿入し、さらに巻末には、今年出る可能性の高い知識を含む過去問を50問セレクトした、「厳選過去問プレミアム50」として掲載しています。各単元・項目の学習を終えるたらすぐ、これらの過去問を解いてください。実践的な力がついていきます。
その後は、さらに盤石な力にするために、本書のシリーズ「分野別過去問題集」等の本格的な「過去問」にあたって、分野ごとに過去問を攻略していきましょう。

TAC 宅建士講座 主任講師 木曽 計行 講師

プロフィール

早稲田大学政経学部卒業後、大手金融機関に勤務。同大学法職課程を経た後、長年宅建士試験等の資格試験を中心とした法務研修に携わる。現在、TAC宅建士講座主任講師として、多くの受験生を合格に導くべく活躍中。合格された受講生の方々とは、その後も10年を超えるお付き合いの中で、さまざまな情報交換を兼ねて盃を交わす。その瞬間が「講師冥利に尽きる」。

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  • ・「基本テキスト」の参照ページが記載されているから、あいまいな箇所はテキストに戻って確認することができる。
  • ・まだ知識がしっかり身についていない段階では、問題を解くことに抵抗感があるかもしれない。しかし、過去問を解くことによって、知識・理解が深まり、問題解決力もついていく。過去問を解くことを億劫がらずに、早い段階から果敢に挑戦してほしい。その積み重ね・継続が、必ず合格につながっていくことを信じてほしい。
  • ・自分の学習レベルや持ち時間に応じてチャレンジできるように各問題に「重要度」を表示。「頻出」「難」などの多彩なアイコンが、注意とヤル気を喚起する。
  • ・「解答・解説」は、1肢ごとに①なぜ正しいか、誤りかを端的に表現する「ひとこと理由」にプラスして、②「丁寧・詳細な解説」の2段構えで理解することができる。①の「ひとこと理由」で、問題解決のキーワード・判断の分かれ目・着眼点をつかむことができる。

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