わかって合格る宅建士シリーズ

  • 2017年度本試験の分析と今後の対策
  • 完全リニューアル!フルカラー化!基本テキストの活用法
  • 2018年度版 わかって合格るシリーズ

『わかって合格る宅建士 基本テキスト』著者 木曽計行講師がレクチャー

2017年度本試験の分析と今後の対策

2017年度宅建士本試験での分野ごとの「合格ライン」

皆さんご存知のように、2017年11月29日(水)に公表された2017年度宅建士本試験における全体の合格点は、35点/50問でした。
それでは、合格者の方が得点された科目ごとの得点の内訳はどうだったでしょうか?その傾向分析は、特に「民法等」「宅建業法」を中心とした合格戦略を立てるのに役立ちますから、ここでしっかり見ておきましょう(『わかって合格る基本テキスト』をお持ちの方は各編の冒頭の「入門」部分をご参照ください)。

1.「民法等」

2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
合格点 33/50 33/50 32/50 31/50 35/50 35/50
「民法等」の合格ライン 8.5/14 7/14 7.5/14 7/14 8.5/14 8/14
TAC宅建士講座の分析による最終データに基づく「民法等」の出題の難易度は、Aランクの問題(正答率が70%以上の問題)が前年の2016年度より1問多い5問、中間の難易度であるBランクの問題が1問少ない7問Cランクの問題(正答率が40%未満の問題)は前年度と同数の2問でした。結果的には、「民法等」の合格ラインは8点程度となっています。

ところで、この分野の出題に関しては、最近、特徴的な工夫がなされています。一時期減少していた「事例問題」は今年も8問出題され、依然、この分野の典型的な出題パターンとなっています。さらに、民法の改正動向を意識した「①条文に定めがあるかどうかをたずねる問題」や、読解力や論理的・法的思考力にかかわる「②判決文型の問題」は他の分野にないタイプの出題です。皆さん大いに気になるところでしょう。しかし、例えば「①」。改正法は、まだ施行されていないのですから、出題者が「新しい条文」自体に関する知識をダイレクトに問うはずはありません。また、「②」ですが、当然、記憶力を試すものではありません。私は、これらの出題は、現行の民法をきちんと理解しているか、また、筋道を立てて物事を考えていく力を持っているか、についてたずねているのではないかと考えています。
ですから、出題の形式上の変化に惑わされず、そして単なる暗記に走らず、本来の試験対策である「合格に不可欠な事項についての理解を中心とする学習」(手前味噌ですが、これが「わかって合格る」学習です)を、2018年度の合格のために進めていかれることを、強くお勧めします。

2.「宅建業法」

2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
合格点 33/50 33/50 32/50 31/50 35/50 35/50
「宅建業法」の合格ライン 13.5/20 16/20 14.5/20 13/20 15.5/20 15/20
難易度としては、この分野では、Aランクの問題は前年度と同じ15問でしたが、Bランクの問題は2問減って3問、その代わりCランクの問題が0問から2問となった結果、合格ラインは、前年度より若干下がり、15点程度となりました。
この分野では、「個数問題」が前年度に比べて1問増え6問となり、また、前年1問出題された「組合せ問題」出題されませんでした。また、免許制度等、「開業規制」よりも「業務上の規制」の方が多いのが最近の出題傾向であり、この傾向自体は変わっていませんが、2017年度は開業規制からの出題が前年の5問から7問に増えました
ところで、「個数問題」は、ここ3年間、8問→5問→6問と出題数が変化しています。2018年度はまた増えるかもしれません。いずれにしても、「宅建業法」において、「個数問題」は出題の定番になったといえます。このことを考えれば、「個数問題」対策は非常に重要ということがおわかりになるでしょう。
「個数問題」は、すべての肢がきっちり判断できなければ容易に正解できませんから、あいまいな知識や理解は” 合格の敵 "、知識の確実性に努めましょう。

3.「法令上の制限」

2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
合格点 33/50 33/50 32/50 31/50 35/50 35/50
「法令上の制限」の合格ライン 5.5/8 4.5/8 5/8 5/8 5/8 6/8
この分野の難易度としては、前年度に比べてAランクの問題が1問増えた結果5問合格ラインは前年度の1点上の6点程度でした。また、出題形式としては、3年ぶりに「組合せ問題」が同じく1問出題されました。さらに、同じく3年ぶりに、「その他の制限法令」からの出題があり、「国土法」からの、“まるまる1問”での出題はありませんでした
つまり、出題の形式・内容ともに若干の変化があったといえるでしょう。

4.「その他関連知識」

2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
合格点 33/50 33/50 32/50 31/50 35/50 35/50
「その他関連知識」の合格ライン 5.5/8 5.5/8 5/8 6/8 6/8 6/8
難易度については、前年度と同様、Aランクの問題6問BランクとCランクの問題が各1問となった結果、この分野の合格ラインは前年度同様、6点程度でした。
出題内容としては、所得税から5年ぶりに出題された点が特徴的でした。
なお、「5点免除」の箇所は、5問中すべての問題がAランクの問題であり、5点免除がない受験生にとって、5点免除の受験生との差はあまりなかったものと推測されます。

5.これからの学習に向けて

冒頭で見たように、全体の合格点は、前年度と同様の35点でした。 そして、50問中、Aランク・Bランクの問題が合計44問と実に90%近くを占め、特に、Aランクの問題は合計31問でした。これらの事実は重要です。つまり、合否の分かれ目は、A・Bランク、特に、基本的で重要なAランクの問題をしっかり得点できたかどうかにかかっているのです。
したがって、2017年度の本試験分析を踏まえた今後の対策は、次のとおりです。

(1) まずは、Aランクの問題を得点できるように、頻出基本項目をよく確認して、徹底的に、そして確実にマスターしてください。じっくり時間をかけて、基礎から理解することが重要です。そのことは、同時に、実はほとんどが基本問題の肢によって構成されている「Bランク」の問題への対策となり、また、複雑な「事例問題」や、さらに知識の確実性が要求される「個数問題」への対策ともなるはずです。

(2) 次に、過去問の攻略です。宅建士試験では、過去に出題されたものと同じ知識が何度も出題されます。こんな場合、その事項は、Aランクの重要事項と重なってきます。だからこそ、誰もが過去問を検討するのです。
つまり、過去問の攻略なしに、合格はあり得ません。

(3) 宅建業法は、徹底的に準備をしておく必要があります。この科目が、「イマイチ」という出来では、合格は難しいとお考えください。先に見たように、2017年度のこの科目の合格点は15点でした。このような出題のときは、宅建業法は、Aランクの出題の集合体であるといってよいでしょう。つまり、宅建業法の得点が合否に直結し、決定的な影響を与えます。特に、出題頻度の高い事項を中心に、完璧なマスターを心がけましょう。

著者 木曽計行講師がナビゲート!

2018年度版『わかって合格る宅建士 基本テキスト』の活用法

2018年度版 わかって合格る宅建士 基本テキスト

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「独学道場」メイン教材

本試験への対応力、抜群!
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本書の「はじめに」にもあるように、合格に必要なのは、「合格に必要不可欠な知識を、必要不可欠な限度」で「理解・整理して頭に入れる」、それを「問題を解く力にまで高める」ことです。当たり前ですが、やるべきことはこれのみです。本書は、分野に沿ってきっちり「4冊」に分解できますから、そのメリットを生かして、各分野ごとにしっかり攻略していきましょう。

2018年度版 わかって合格る宅建士 基本テキスト(本文イメージ)

1.「合格に必要不可欠な知識を、必要不可欠な限度」でマスターする
本書は、本試験の徹底的な分析によってそれを可能としていますので、この本の内容は「宅建士試験対策」として必要不可欠な事項ばかりです。ただ、皆さんの時間には限りがありますから、メリハリをつけた学習が必要です。つまり、「重要なものに重点を置く」ために、まずは「重要」マークのある箇所から重点的にマスターしていきましょう。そして、より重要なポイントであるゴシック文字(太字文字)から、まず頭に入れてください。
なお、2018年度版では、赤シート対応フルカラー版にバージョンアップ!読み進めれば、自ずと押さえるべき箇所がパッと目に入ってきます。

さらに、本書では、過去12年の本試験に実際に出題された事項には、「出題年度」とともにアンダーラインを引いています。これがこの本の大きな特徴です。当然、出題年度が多く表示されていれば、そこは「超重要」ということがわかりますので、重点学習の大きな目安になるはずです。
繰り返し学習の際には、このアンダーラインのところを重点的に確認していください。そうすれば、効率的・実戰的に、過去の本試験で狙われたところやこれからも出る可能性の高いところの総復習が素早くできるのです。
2.「理解・整理して、頭に入れる」
皆さんが、宅建士試験対策として学習される事項の大半は法律です。ところで、なにも理由がないのに法律を作ったりはしませんよね。ですので、まず、それぞれの法律や条文が「作られた理由・その目的」(立法理由や立法趣旨といいます)を知って、そこから考え、理解を進めていくのが得策です。
皆さんは、条文の規定等を、試験対策として頭に入れなければなりませんが、それらは当然、作られたそもそもの理由を知っていれば、スッと頭に入ってくるに違いありません。ですから、本書記載の「KKコメント」を始めとする” 理由付け ”には、注意しながら読んでください。
そうすれば記憶もしやすくなり、さらに筋道を立てて考えることになりますから、応用力もついてきます。ただし、学習効率からは、深入りする必要はないことには要注意です。
なお、学習にあたっては、あらかじめ全体像をつかんでおくことが効果的な理解に役立ちます。そこで、「木を見て森を見ない」弊害を避けるために、まずはざっと1時間程度で、冒頭の「基本テーマ32」を通じて全体像をつかんでおきましょう。
3.「問題を解く力にまで高めておく」
宅建士本試験では、過去に出題されたものと同じ知識が何度も出題されるため、過去問を見れば、学習すべき範囲や、どこまで突っ込んだ知識が必要なのか、やるべき学習の深さがわかります。つまり、過去問は、「アウトプット」のための最強の学習アイテムというだけでなく、出題傾向に沿った効果的なインプットをも同時にすることができる「インプットの学習対策」としても最良です。
合格に必要不可欠な過去問の効用を現実のものにするために、本書では、肢別の過去問を「重要!一問一答」として適切な該当箇所に挿入し、さらに巻末には、今年出る可能性の高い知識を含む過去問を50問セレクトした、「厳選過去問プレミアム50」として掲載しています。各単元・項目の学習を終えるたらすぐ、これらの過去問を解いてください。実践的な力がついていきます。
その後は、さらに盤石な力にするために、本書のシリーズ「過去問ベスト300」等の本格的な「過去問集」にあたって、分野ごとに過去問を攻略していきましょう。

独学道場

宅建士独学道場では、『わかって合格る基本テキスト』をメイン教材として使用し、著者 木曽 計行 講師がみずから講義を担当!
わかりやすく、短期間でもしっかり学べるコースです!

わかって合格る宅建士シリーズ

TAC 宅建士講座 主任講師 木曽 計行 講師

プロフィール

早稲田大学政経学部卒業後、大手金融機関に勤務。同大学法職課程を経た後、長年宅建士試験等の資格試験を中心とした法務研修に携わる。現在、TAC宅建士講座主任講師として、多くの受験生を合格に導くべく活躍中。合格された受講生の方々とは、その後も10年を超えるお付き合いの中で、さまざまな情報交換を兼ねて盃を交わす。その瞬間が「講師冥利に尽きる」。

2018年度版 わかって合格る宅建士シリーズ

2018年度版 わかって合格る宅建士 過去問 ベスト300

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2018年度版 わかって合格る宅建士 過去問 ベスト300

厳選過去問のみ収録!テキストとの同時学習に最適な体系順の編集

【木曽講師より】
  • ・今年の合格に役立つ良問300問が厳選されている。「4肢択一形式の過去問」としては、これが適量。
  • ・「基本テキスト」と同様に4分冊になるので、並行して分野ごと・単元ごとに徹底攻略ができる。
  • ・ポイントがよくわかる2色刷り。キーワードもばっちりわかる。
  • ・問題と解説が見開きレイアウト。問題を解きながらすぐ解説を確認することができる。
  • ・「基本テキスト」の参照ページが記載されているから、あいまいな箇所はテキストに戻って確認することができる。
  • ・まだ知識がしっかり身についていない段階では、問題を解くことに抵抗感があるかもしれない。しかし、過去問を解くことによって、知識・理解が深まり、問題解決力もついていく。過去問を解くことを億劫がらずに、早い段階から果敢に挑戦してほしい。その積み重ね・継続が、必ず合格につながっていくことを信じてほしい。
  • ・自分の学習レベルや持ち時間に応じてチャレンジできるように各問題に「重要度」を表示。「頻出」「難」などの多彩なアイコンが、注意とヤル気を喚起する。
  • ・「解答・解説」は、1肢ごとに①なぜ正しいか、誤りかを端的に表現する「一言理由」にプラスして、②「丁寧・詳細な解説」の2段構えで理解することができる。①の「一言理由」で、問題解決のキーワード・判断の分かれ目・着眼点をつかむことができる。

2018年度版 わかって合格る宅建士 一問一答セレクト600

2018年度版 わかって合格る宅建士 一問一答セレクト600

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過去問を肢別に分解 最重要の600肢を厳選! 「個数問題」対策もバッチリ!

【木曽講師より】
  • ・もちろんコンパクトで、スキマ時間を使って学習できることが最大のメリット。
  • ・しかも、ベスト300と同様、分野・単元ごとに整理されているから、「基本テキスト」の学習と並行して攻略していける。そして、「基本テキスト」の参照ページも記載。
  • ・絞りに絞ってセレクトされたのは「最重要」のわずか600肢。特に大事な論点を優先的にマスターできる。
  • ・直接問われている事項は限られているように見えるが、「分野・項目」としては網羅。この1冊に含まれている“代表的”なテーマを通じて自己の弱点分野等を発見し、その周辺・関連事項で不足している事柄もカバーしておけば、大きな効果が生まれる。
  • ・肢ごとに丁寧な判断をする訓練によって確実な判断力を身に付けられ、「個数問題対策」に最適!

2018年度版 わかって合格る宅建士 過去問12年 PLUS〈プラス〉

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  • ・丁寧な解説は、ポイントがまるわかりな2色刷りで、とても読みやすい。
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  • ・「基本テキスト」の参照ページが記載されているから、あいまいな箇所はテキストに戻って確認することができる。
  • ・最新データに対応した統計問題を、試験対策に丁度良いタイミング(2018年8月下旬頃)でTAC出版ホームページにて公開。それが「プラス!」の理由。

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