2030年に「臨界点」に達する資源枯渇問題。争奪戦はすでに始まっている!
資源市場分析の第一人者が、複雑に絡み合う資源の綱引きを読み解きます。
書籍コード番号: 005199
                                                            奥付日付:2013-04-01 
                                                                                        ページ数: 244 ページ
                                                                                        判型: A5
                                                                                        刷り色:
                                1C 
                                                                                        ISBNコード: 9784813251996
                                                                                
【『資源に何が起きているか?』 2013-14最新版】
2030年に「臨界点」に達する資源枯渇問題。争奪戦はすでに始まっている!
資源市場分析の第一人者が、複雑に絡み合う資源の綱引きを読み解きます!
 「『フクシマ原発事故』以後の日本、そして世界のエネルギー資源は?」、
 「シェールガス革命は救世主となるのか?」、
 「資源のカギを握る国・中国の動向は?」・・・
 あらゆる資源の現状と未来を、
 資源市場分析の第一人者・柴田明夫先生が読み解きます!
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このままでは、2030年前後には、資源枯渇問題と地球温暖化問題は
「臨界点」に達してしまいます。
今、すでに資源争奪戦は始まっているのです。
ビジネスに直結する原料・資源をはじめ、我々のくらしに不可欠な食料品まで、
あらゆる分野で価格の高騰や資源の不足が起こっています。
本書はそういった現状を、日本の資源市場分析の第一人者である
著者・柴田明夫先生(資源・食糧問題研究所代表、元・丸紅経済研究所代表)の
30年以上にわたる調査・研究にもとづき、
「そもそも資源(あるいは資源マーケット)とは何か?」
「なぜ、資源が危機にあるのか?」
という根本的なところから平易に解説しました。
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2011年3月刊行の本書初版の内容を全面的に入れ替え、
「フクシマ原発事故」後の日本と世界のエネルギー政策、シェールガス革命、
資源需給のカギを握る中国の動きといった注目の最新事情を豊富に盛り込みました。
主な内容は、
前半で資源や資源マーケットの基本的な知識に触れつつ、
後半にはエネルギー関連資源、水・食料、産業に関係する鉱物資源に含まれる
個別資源の現況を、さまざまな資料と図を用いながら解説しています。
 図を豊富に用いて、わかりやすく解説!
 経済新聞・経済ニュースでは物足りず、
 より体系的で詳しい知識を求める方にも満足していただける書籍です。
【著者略歴】
株式会社 資源・食糧問題研究所 代表。
1976年東京大学農学部卒業後、丸紅に入社。鉄鋼第一本部、調査部を経て
2000年に業務部 経済研究所 産業調査チーム長。
01年に丸紅経済研究所主席調査員。03年副所長、06年所長、2010年4月より代表。
2011年10月より株式会社 資源・食糧問題研究所 代表に就任。
農林水産省「食料・農業・農村政策審議会」食品産業部会、農業農村振興整備部会、
「国際食料問題研究会」、「資源経済委員会」、農水省農業政策研究所機関評価委員会、
国土交通省「国際バルク戦略港湾検討委員会」等の委員を務める。
また、(社)エネルギー・資源学会、(社)フードシステム学会に参画し、
法政大学大学院国際政治学専攻非常勤講師、日本大学経済学部非常勤講師、
下野新聞社客員論説委員も務める。
著書多数。
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 プロローグ「安い資源時代」の終焉
 
 第1章 「資源争奪戦」の時代をとらえる
 ─そのポイントと現況
 1 そもそも資源とは?エネルギーとは何か?
 2 枯渇も囁かれている資源の価格はどうなる?
 3 経済成長と資源の需給はどう関係しているか?
 4 新興国の資源需要が理解できる
 「需要強度」とは?
 5 資源価格はなぜ大きく変動するのか?
 6 リスクヘッジとしての資源相場
 7 コモディティ市場の規模とヘッジファンド
 8 あらゆる資源の価格曲線が一致する?
 9 なぜ資源価格が高まっているか?
 10 新興国の台頭で資源需要に大きな変化が!?
 
 第2章 資源の鍵を握る国「中国」と産出国
 ─日本と世界へ与えるインパクトとは?
 1 成長しているが故に新たな課題を抱え込む中国
 2 人民元切り上げは中国にとって諸刃の剣
 3 中国政治体制の混乱が景気減速と
 コモディティ価格への重圧となった
 4 地球規模で見られる欧米資本排斥の動きとは?
 5 資源輸出国を取り巻く状況の過去と現在の相違
 6 EUの「拡大と深化」から見る
 グローバル化と地域統合
 7 アジア通貨危機を契機に地域統合に向け
 覚醒したASEAN
 
 第3章 原発事故とシェール革命の影響は?
 ─エネルギー資源の最新状況と未来への動き
 1 石油・ガス(1) シェールガス革命をどう見るか
 なぜ起きたのか?
 2 石油・ガス(2) 変動激しい価格は
 今後どう推移していくか?
 3 ウラン 原子力か再生可能エネルギーか
 フクシマ原発事故の世界への影響
 4 再生可能エネルギー
 太陽系エネルギー社会の構築に向けて
 無限の可能性をもつエネルギー
- 第4章 爆発する需要!人類生存に直結する水・食料資源
 1 水・食料資源概説(1) 「水問題はすべてに通ず」
 2 水・食料資源概説(2)
 食料市場で懸念されている問題点とは?
 3 水・食料資源概説(3)
 巨大企業が続々登場 水ビジネスの現在と近未来
 4 穀物概説(1) 史上最高値を更新した穀物価格
 5 穀物概説(2) 飼料需要を超えた米国のエタノール
 トウモロコシ価格とエタノール
 6 穀物概説(3) ブラジルのバイオエタノール
 その食糧戦略はどう変化する?
 7 トウモロコシ 生産国でも輸入を開始
 急速に進む消費拡大
 8 砂糖 現在は需給安定も
 市場規模の拡大トレンドは続く
 9 コーヒー 意外と知られていない「政治商品」
 10 水産資源 世界のシーフード・ブームと
 水産資源枯渇問題
 11 章まとめ&今後(1)
 食料安全保障と主要国の農業政策
 12 章まとめ&今後(2) 食糧危機にどう備えるか
 国内資源のフル活用を図れ
 
 第5章 産業に与える影響は?
 ─採掘資源の現在と未来を考える
 1 金属の分類・特性
 経済情勢とリンクする鉱物価格も均衡点は上昇
 2 鉄鉱石・石炭
 一段とプレゼンスを高める中国の鉄鋼業
 3 ベースメタル(1)[銅、亜鉛]
 中国を中心とした消費拡大で1万ドルの大台を突破
 4 ベースメタル(2)[アルミニウム]
 供給過剰は解消され、需給はバランスに向かう
 5 レアメタル(1)
 そもそもレアメタルとは何か?
 6 レアメタル(2)
 日本の調達戦略はどうなっていく?
 7 レアメタル(3)
 自国に偏在する中 輸出を抑制する中国
 8 貴金属[金、銀、白金]
 2000ドルも近い?金相場の変動要因とは?
 
 エピローグ
 確実に迫り来る「資源危機時代」を乗り越えるには?
 
 主な参考資料・文献
 主要用語索引
 
                         
                                             
                                             
                     
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                        