基礎知識の勉強方法とは?

基礎知識とは?

基礎知識では、政治・経済・社会が出題される一般知識行政書士法が中心となる業務関連法令個人情報保護法と情報通信用語問題が中心となる情報通信・個人情報保護、国語(現代文)を内容とする文章理解が出題されます。

14問(56点)中6問(24点)以上の合格ラインをクリアするためには、情報分野と文章理解の攻略がカギです。

基礎知識の問題数・配点

行政書士試験の基礎知識は、次の問題数、配点で出題されます。

科 目
法令等 基礎法学
憲法
民法
行政法 一般的な法理論
行政手続法
行政不服審査法
行政事件訴訟法
国家賠償法
地方自治法
行政法総合
商法
基礎
知識
一般知識
業務関連諸法令
情報通信・個人情報保護
文章理解
合 計
令和6年度(2024年)
5肢択一式(1問4点) 多肢選択式(1問8点) 40字記述式(1問20点) 配点 科目合計
2     8点 46問
【244点】
5 1   28点
9   2 76点
3     112点
3    
2.5    
3.5 1 1
2 1  
3    
2    
5     20点
5     20点 14問
【56点】
2     8点
4     16点
3     12点
54問
【216点】
3問
【24点】
3問
【60点】
300点 60問
【300点】

基礎知識の概要・特徴と攻略法

基礎知識科目の概要

個人情報保護は出題範囲を絞り込むことも可能で、文章理解も解き方の対策を立てることもできますが、全体としては、一般知識(政治・経済・社会)を中心に、とにかく範囲が膨大で、かつ、時事的な問題が出題されることもあり、出題予想や具体的な対策が困難な分野といえます。

一般知識
政治や経済、社会に関する知識
業務関連法令
行政書士法等の行政書士の実務に関わる法律
情報通信・個人情報保護
情報通信についての法律や用語、個人情報保護制度
文章理解
国語(現代文)のような文章読解を行う

基礎知識科目の特徴と攻略法

特徴
出題範囲が膨大で、何が出るか予想できない
基礎知識単独で合格基準がある
攻略法
得点戦略を立てて、確実に正解できる科目(問題)を決めよう!

基礎知識科目単独で合格基準40%以上が設けられているので、注意が必要です。14問中6問以上(56点中24点以上)を取らなくてはいけません。

情報通信・個人情報保護、業務関連法令と文章理解で6問以上の正解を目指しつつ、一般知識で加点していくという対策を立てるのがポピュラーな得点戦略です。

※学習をサポートする教材を、下記「基礎知識の学習法」にて紹介しています。

基礎知識の学習法

基礎知識のみの基準点(14問中6問以上の正解が必要)が設定されています。

基準点をクリアするための学習方法について、「情報通信・個人情報保護」「行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令」は、学習範囲も狭く、ある意味、法令科目といえるので、学習しやすく得点源とすべきところですから、問題演習を中心に、基礎知識の学習のメインに据えましょう。
さらに「文章理解」も例年、難易度が低いですから、ここも得点源にしなければなりません。早めに文章理解の問題にあたって、難易度を確認しておきましょう。
これに対して、「一般知識(政治・経済・社会)」は範囲が広く、試験範囲はあってないようなものなので、ここはあまり学習時間を割くべきではなく、テキストや「模擬試験」などで学習し、得点できたら儲けもの、という意識で学習をしましょう。

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出題される科目は学習範囲が広いため、優先順位をつけた学習をすることが効率的となります。試験の合否に影響する重要項目、各科目の理解に必要な基本項目をしっかりとインプットし、知らなくても試験の合否には影響せず、その科目の理解にも影響しない細目部分は大胆にカットして、メリハリをつけた学習に最適な教科書となっています。

  • 出題頻度にあわせて、★★★=優先学習テーマ、★★=ここまでは手を広げておきたいテーマ、★=余裕があれば取り組めばよいテーマ、とそれぞれの内容を重要度(出題度)にわけて区分しているので学習にメリハリがつけられます。
  • 本文にリンクする側注はアドバイス、語句説明や細かい内容でも本試験で出題が予想される事項など多彩なアイコンで表示しているので要チェック。
    発展学習やひっかかりやすい注意点など、試験に必要な情報も盛り沢山です。
  • ただ教科書を読むだけではなく知識確認にもなるように、例題(過去問題)も用意していますので、読み込んだ知識の内容を確認できる構成にもなっています。
    そのほか、行政書士試験初学者のための「スタートアップ講座」や「学習ガイダンス」も掲載。
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